三吉は死んでしまいました。三吉の亡くなったことは桑下から羽白の山に伝わりました。

小女郎の耳にも伝わりました。それからの小女郎は山陰の切り株にもたれて

「三吉つぁん、三吉つぁん」と,小声でつぶやいて泣いてばかりいました。

涙が枯れるほど泣いてたあと、みんなの隙を狙ってとうとう首をつって死んでしまいました。

恵那手作り絵本の会